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ココは元S-Silence管理人の日記とかエッセイモドキとかが徒然とごにょごにょしている空間です
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何故にいまなのかは知らないが、学生時代に余所のクラスに転入した時の事を唐突に思い出した。
いわゆる暗黒時代だった。転入前のいざこざから、人付き合いを拒絶したまま卒業までやり過ごそうと、超無口を貫いていた。
なのにクジ引きで文化祭の学芸会の準主役を引いてしまったのだ。
友人不在の超暗い生徒が、和気藹々と練習に参加できるワケも無く、死ぬほど嫌だった。
準主役は、主人公を異世界に誘う怪しい男で、彼の説明が物語を引っ張るのでダントツで台詞が多い役どころだった。
だが、もしも台詞が飛んでも誰にも教えてくれとは言いづらい。
私は誰よりも早く台詞を覚えた。下手だと言われるのは口惜しいので台詞の間を計ったし、乗り気だと思われるのも心外なので厭世的で押し殺したキャラクターを落とし所に演じた。
結果、助演賞をもらった。
我が身を守りきったと思った。
陰口に、あの人やるときはやるという要素が加わった事で、むしろ新たな鎧を得たとも言えた。
いまでも、あの時期に、あの無口で苛められなかったのは奇跡ではないかと感じたりはする。しかし奇跡ではなく、努力と実力だと考えてもいる。
付け込まれるような無能や愚鈍は晒すまいと気を張っていたし、もしも殴られたらゼロタイムで反撃する決心はしていたし、同性なら二人くらいなら相手に出来るほどには鍛えていた。
人にオーラという物が本当にあるのなら、あの時の私からは明らかにヤバいのが立ち上っていただろう。
だが毎日が酷く疲れた。
時が流れて、そんなヤツも普通の大人に見えるように、色々と上手くなっていくワケだが。
周囲に隙を見せないように生きる、だなんて漫画みたいな心境で過ごした日々は、今は財産である。心のゆとりともなり、創作の糧ともなる。
対人恐怖症でもなく、嫌な目に遭ったこともなく、ただスタイルとして壁打ちを選んだ感想を述べる。

【メリット】

●作品づくりに集中できる
当方は、自他の作品への評価が辛口で、他人の作品もかなり感服しないと褒められないから、かなり部活的な人材である。交流に向いてはいない。
どれくらい親しい人なら反応が必要になるのかなという問題もあり、そんな懊悩に時間を費やすくらいなら、作品を書いて見てもらおうと思う。
きっとその方が周囲の人も喜んでくれるんじゃないかな。

●評価が義理ではないとわかる
この作品が面白かったの? それとも仲が良いから反応くれてるの?
壁打ちなら大丈夫。100%面白かったからくれた感想だ。なんの義理もなく無視できたはずが、くれたんだからな。

●荒らされにくい
いや、実はこのへんはよくわからない。壁打ちじゃなかった頃から荒らされたことがまだない。
過去に変な人に遭遇はしたことはあるが、それは私を創作者だと認識して声をかけてきたのではなさそうだった。
けど、もしやってきても、そもそも誰にも語りかけないアカウントだから無反応は決め込みやすそう。


【デメリット】

●いいねをしない忍耐
いいね! と多少おもってもその指を止めろ。
いいねをし始めたら、しなかった時に「今回なかったな」とか「私にはしないの?」なんて思われてしまうかも! という心配が出てくる。
そういう懊悩を避けるための壁打ちだ。
返信ではない自発的ないいねは相当に打ちのめされたら、メッセージを添えつつ本気でする。頻度としては年に1回くらいかも。

●さみしい
同趣味の人々と盛り上がることは諦めろ。
ねえねえ聞いて! とかは以ての外だ。
でも話しかけられたら普通に答えはする。
さみしいくらいの頻度でしか話しかけられないけどね。
気軽に話しかけられるキャラになると懊悩が始まるから仕方ないんだ。耐えろ。

●忘れられそう
同趣味の人に名前は知ってもらえても、友達ではなく、言い方は悪いけど、作品を出す人でしかないワケだ。
作品を書いてない時には、そろそろ存在を忘れられてんじゃないか? と不安にはなる。耐えろ。それか書け。
ワシ遅筆やからこのへんは困るのよね。

●発言の取捨選択の胆力
吐き出し用アカウントなら別だが、当方の言う壁打ちアカウントは作品発信専用アカウントのことだ。ならば例え雑談でも創作や作品に関わることしか発信しないほうがいい。辛いことは特に吐きたくなる時があるけど、相手は友達ではないのでコッチのプライベートに用は無いのだと肝に銘じて飲み込まねばならない。


【総評】

自分のタイプを見極めて選べるのなら、壁打ちはおすすめ。
特に、創作に質を求めている人にはおすすめ。
「今作、良かったけどエンディングの描写が簡素すぎて勿体なかった」「まじで? 割と自信あったんだけど具体的にどのあたりが?」とか言い合える環境は、現状の二次創作のオープン会話には望めないと思う。
己が反応を示すのはスタンディングオベーション時のみと決めて、普段は作者兼ロム専を決め込んでいるのはランニングコストが省エネ。考えてみりゃプロは大抵そうなのかも。

 二十代の頃は自分が拵えたキャラクターに、「こんなマンガみたいな性格の奴なんてリアリティがない!」という感想を抱いていたが、あれからウン年。世間を渡ればマンガみたいな性格の奴は実在しまくってた。
 小説はどう足掻いても人格が織りなす創作物なので、人格のサンプルは沢山あるに越したことはない。
 好きな人格よりも、キライな人格のほうがサンプルとしての価値は高い。キライな人格の多くは自分から遠い性格の例であるし、こいつが芸の肥やしになると思えば精神衛生上も健やかに過ごせる。

 そうしてサンプリングしてゆくと、類は友を呼ぶということわざの真実味が増してきた。「人間は腐ってる」とか、「変なのばかりに絡まれて困る」とかゆってる人は、ゆってる本人が腐ってたり変なのだったりするように感じるのだ。

 空気というものなのかも知れない。「変なのばかりに絡まれて困る」という発言そのものが、変な人からすると絡み甲斐のある雰囲気に見えるのかも知れない。絡まれたら、また発言して、また絡まれる悪循環だ。

 つまり、腐った変な人に付き合わされたくなかったら、多少イヤなことをされても受け流しておくのが肝要だ。絶対イヤなことをされたら捨て台詞とか吐かずに全力で逃げることだ。それらは泣き寝入りではなく、暗黒へのプロテクションだ。
 そうしてまるで一度も絶望したことが無いかのように笑えたら勝ちだ。
 ほがらかな笑顔が、素晴らしい人間を呼び寄せる空気になると信じている。
退魔スキル振り完了。

~ここが変わった、ファーストカーディナル~

●ベホマなくなた
●特性ステのバフなくなた
●サクラメントはじめました(固定詠唱-70%)

●四次職の攻撃魔法を3種類取得しました
  アルビトリウム
  フレーメン(AP+)
  ニューマティックプロセラ(AP-)
※全部ディレイ5秒とクソ長い。

シズ氏が意味も無くディレクティオヒール(AP+)を打ってたら、
フレーメン以外でAP貯めたいんだなと思っといてください。

 オタク向け投稿SNSってのを覗いてきた。
 自分の活動にはあんまし向かんっぽかった。一般の検索には掛からんから中では伸び伸びできるのが売りみたいだけど、それだけに、友達の居ない壁打ちオタクには居場所はなさそう。
 雰囲気的に、公開SNSが同人誌即売イベントだとしたら、オタク向けSNSは居酒屋の個室ってカンジかな。同じ人種がたむろしてても空気が違う。イベントならオタクは広く仲間かもしれないけど、居酒屋の個室ではオタクであっても友達じゃないと勿論お呼びじゃない。開けてない場では当然、よそでは言わんような薄暗い話をしがちでもある。
 万が一、個室でだけ作品が飛び交うようになったら、文化の入り口が無くなるから跡継ぎ不在で滅びの道を歩みそう。だからきっと無くならないから大丈夫だろう。

 昔は教室の同級生くらいしか作品を見せる相手が居なかったんだが、インターネットが発展したら逆に教室みたいなコミュニティを作って閉じ籠もってしまうって現象、勿体ないな。
物語は冒頭が一番書きやすい。なぜなら、以前からの伏線を拾わなくて良いし、以前からの整合性も考えなくて良いし、以後への布石が置けてるかどうかもまだ分からない、困るならこれからという状態だからだ。
 実力の勝負はその先なのだが、思わせぶりなシーンだけばら撒けば面白そうな第一話は作れてしまうので、初心者は冒頭の乱造という落とし穴によく嵌まる。ワシもこの趣味はじめたときに落ちてる。
こういう人が好き、というと、逆の人が嫌いだと捉えられるから、なかなか言えないってのはある。
でもただ口にしないだけでやっぱり好みって物はある。

私はオープンマインドな人が好きなのかなと思ってたが、やや違い、どうも理性を先行させている人が好きだったようだ。
それは白けているという意味ではなく、出る出ない、言う言わないの判断が鮮やかで、安易な欲に走らないだけの忍耐があることだ。

美しいバランスはきっと、
出ない、出ない、出ない……出る。
言わない、言わない、言わない……言う。
夜空の星のように際立つそういう人は、発言の内容まで面白かったりするのは、きっと偶然ではない。
すべてが思慮だ。
なんか自分で自分の思ってた事を忘れそうだから、書き留めておく。

一作目を書くときは、自己紹介のつもりもあって書いてた。
「私はこういうものを書く(書ける)人間です」
そう信じてもらえるように書く。
そのためには極力、読んでて疲れるだろう平坦なシーンは省く。
エンターテイメント極振り。

二作目以降のためにしていたのだろう自己紹介というのは。
信頼があれば平坦なシーンも少しは我慢して読み進めてくれるはずだと。
「コイツなら、いつかやってくれるに違いない」
そう思って読んでくれるのではないかと期待している。
または、面白さを探し込んでくれることを期待している。

けど私は、読んでて面白くなければスッと閉じられるのだという事も、まあ、そこそこ知ってる。
現実に私は、ヒーローとヒロインが会わないまま数話が経過する恋愛話とか、昔は自分でも苦手だったと思う。
「買い食いして歩きながら食べても良いんですか?」
と面と向かって聞かれると、
「目に余ったら飲食禁止になるから雰囲気を壊さないようにね」
としか答えるしかない。
そういう空気読み文化を発達させたからこそ、日本国は路上での飲酒を禁じる法律も作らずに済んでるんだ。

他の何でもそうだよ。
目に余ったら取り締まるしかなくなる。
だから白黒つけない曖昧な世界に保っとくんだ。
いま作品で殴られたので何とか反撃を試みているのだが、被害が甚大でしばし動けそうにない。
TUBEの歌にもある通り、勝ち負けじゃないってのは戯れ言だ。
ただし、競う相手の上限は設けてるし、闘志は人へじゃなく文字へと燃やす。そういうルールさえ守れば書き手と読み手のwinwinが出来上がる。それを世間では「作品で殴る」と言うらしい。
 
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