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ココは元S-Silence管理人の日記とかエッセイモドキとかが徒然とごにょごにょしている空間です
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断言しよう。着物は流行らない。今のままではな。

もしも我々がシンデレラのようなドレスを着たいと思ったならば、それは城でパーティがある時に限るだろう。だが我々は庶民だ。オフィスでは、家事では、電車では、そのコルセットと裾は拷問だろう。
振り袖も、留め袖も、所詮は城でパーティが有る時の『衣装』に過ぎん。庶民がその拷問に自ら飛び込むとしたら、それは趣味の努力だ。

今日、いま、我々は何を着てる。
いま私はジーンズとクルーネックTシャツだ。
もし法事の日なら、フォーマルウェアはブラックパンツスーツだ。
前者は元々採掘労働者の衣服で、後者もメンズルックだ。
巷で噂される着物警察のように、もしも洋服警察が居たならば、現代とはまさに北斗の拳も真っ青の無法地帯と言えよう。キャミソールドレスなんて下着でウロついてるに過ぎん代物だ。

よし、では長襦袢でウロつこうか。着流しでマニッシュスタイルを装おうか。衣紋は面倒だし抜きゼロで。
うん、現状それをやったら視線がキビシイだろうな。1900年後期にシルバーのパンツ履いて歩いた時くらいジロジロ見られそうな予感がする。

無理だよ、平安、室町、江戸時代に整えたルールで現代を生きるのは。洋服はストレッチズボンでどんどん楽になってくのに、ガチガチの帯で椅子に座るだけでもハンデを負いながらなんて生きられないよ。シューズのインソールで足裏のアーチを蘇らせようって時代に、真っ平らの草履を見たらひいばあちゃんの時代かと思うよ。電卓が一台100万円の巨大機械だった頃より、もっとローテクの時代だよ。
一体何者が着物を化石化してるんだ?

私は今から着物の基本を勉強するつもりだが、それは決して着物を着るためではない。
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