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『トンゲルロー ブロンド』
★★★☆☆ 悪くないが次は買わない
(日本の法令ではビールではなく発泡酒に属する)ライトテイストでも流石は上面発酵。度数は6度とやや高め……の筈なのに! アルコール度の高さをぜーんぜん感じない飲み口の軽さ。これはキケン。最初の一口は「普通のビールじゃん」と思うけど、一口目を飲み込んだ後に香ばしさが喉から上がってくる。あ、わかんないけど、原料見たらオレンジピールって最後に書いてある。へー。
『トンゲルロー ブラウン』
★★☆☆☆ 買う理由がない
(これは日本の法令でもビール扱い)度は6.5%。一口目の感想は、これでもかと言うコク。舌にまとわりつく程のコク。ブラウンって名前のイメージ通り、ブロンドより濃いね。キツいんじゃなくて味が濃い。でもギネスとかと違って苦みは弱い。んー。個人的には、そこんとこが引き締めの足りない感じかなー。僕が買うなら香ばしくて軽やかだったブロンドの方かも。香ばしい事は香ばしいんだよな。こゆーいけど。口に味がたゆとう様に。ちゃんとキャラが立ってるビール。ファンが付く要素があるに違いない。
『オルヴァル』
★★★★★ 絶対に次も買う
アルコール分6.2%。香り。香り。後口の香り、その苦みを含んだフルーティーさが何とも華やか。トンゲルローの特徴が香ばしさだった事に比べると、このビールの特徴は妖艶さかも知れない。いやトラピストに妖艶はねえだろ、とは思えど。がつんとビールらしいビールの気分っていうよりは、しっとりと落ち着いたカクテルを飲む時の気分があるかな。あーじゃあ妖艶じゃなくて淑女にしとこう。とにかく瓶のデザイン通りの味。トンゲルローブラウンでもそうだったけど、絶対グラスに注いで飲むべき。香り的にも、泡の収まんない事情にしても。
『シメイ レッド』
★★★★★ 絶対に次も買う
アルコール分7%。口に入れた瞬間に、美味い、と思えるビール。先に試したトンゲルローやオルヴァルは嚥下の後の香りが来るまで楽しみ処を待つ感があったけど、シメイは舌の上での、味って部分でのポイントが高い。爽やかで仄かな苦みと、何だろう。糖感っていうかなんて言うか。それってコクっていっても良いの? “味”なんだけど。うーん。しっかりしてるけど強烈な個性は無いから食事とも合いそう。あー。レアな肉料理の血と一緒に頂きたい感じ。