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ココは元S-Silence管理人の日記とかエッセイモドキとかが徒然とごにょごにょしている空間です
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『面白いの』と『心に残るの』は違うって不思議だよねー。なんでかなー。


-----以下、省推敲、乱文-----

組み合わせたら四種類か。じゃ四つに分けてみよう。

1.面白くない、心に残らない →きっと色々ダメなんだな
2.面白くない、心に残る →それってトラウマとかマイナス方向っぽい印象
3.面白く、心に残る →いつもコレのことばっかり考えてるし
4.面白く、心に残らない →今日はこの不思議なヤツを考えてみよう

泣けるシーンでは普通に泣けるし、
続きを読みたいと思えるし最後まで読める。
けど読んでる時間が終わると、それを思い出す事が無い。
感情はちゃんと動いてた筈なのに、焼き付いてない。

それが、面白く、心に残らないという現象として。

上記の感想に於いては、
感じている主観が僕のものなので、僕の好みを反映している筈だよね。

僕の好みに因る所では、文章の玄人っぽさってのは殆ど考慮されない。
僕の好みっていうのは、経験の再現が主だと思うし、
要はキャラクター感、だよねきっと。

人物がそこに居るって思えるまで表しといてくれないと足りないのかなあ。

適当に作ってみるけど、例えば
『幼い時に母を亡くして、それで奉公に出る事になって辛い思いをしたけど
一人、同時期に入ってきた同い年の子と凄く仲良くなって、
その子のお陰でいままで頑張ってこられた』
って紹介された所で、「そっかー大変だったんだねー」
って感想で終わるから頭に残らない。
『こんな人生歩んでるのって言ったらそりゃコイツの事だぜ!』
って思える所まで、そのヒト感がどっかに無いと。
決して他にない唯一の設定って意味じゃなく。そのヒト感。

現実でもそうだね。うわべのみの人物紹介されても頭に入んない。
しかし現実では『超美形』ならその人の事を覚えてられるワケだけど。
それが物語の場合は『超美形』ですらそのヒト感のある要素じゃないんだな。
数だけなら掃いて捨てる程に居ちゃうからなあ。
『世界滅ぼせる程強い』とかでも兎に角駄目。
そんなキャラでも量産だけなら出来る。
超美形なら超美形そのヒト感ってのが要るし、
超凡人なら超凡人そのヒト感ってのが……あーくどい。
まあとにかくキャラ設定シートの話じゃないんだ。

あ、そうだ。一緒に生きられないと駄目なんじゃないか。
そうだよ、だから感情の動くシーン、例えば
『苦しい言い訳の末に切り抜けた』とかをその一文で時間すっ飛ばされるのが
頭の経過に寄り添わなかったりするんだよな。
重要で無いシーンならそれでいいんだけど、
それでソイツの人生が成長するトコをすっ飛ばされるとヒト感が足りない。
そこで何を考えながらどんな迷いやひらめきがあったのか無かったのか。
それがキャラクター感ってやつで……あ。

もしかして、『泣けるシーンでは普通に泣けるし』っていうのは、
自分の手持ちの感情を再現してるだけで、
そのキャラクターを疑似体験させて貰ってる訳じゃないのかも。

色々考えた結果、
4.面白く、心に残らない
これの俺的暫定結論としては、

『自分の覚えたことのある、そして好む種類の感情を取り扱っているので、過去の自分の感情を呼び起こせるので心地好く面白いが、それによって新たな人物像を胸に留め置けている訳では無く、登場人物は人物と言うよりはその感情を呼び起こす為の記号的存在に近かった為、物語が終わってしまった後に“その人”を思い出す事が無い、何故なら自分の感情の再生だったから』

これで。
こういうの考えるのって楽しい。面白かった。

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