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ココは元S-Silence管理人の日記とかエッセイモドキとかが徒然とごにょごにょしている空間です
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大昔のことを思い出した。
イベントに参加したらほぼ友達の数だけ新刊が売れてた。
友人以外の購入は2~3冊程度で虚しくなり、イベント生活から撤退した。
それは奥付に住所があるほどの昔だけど、ネットに切り替わった今でもあの義理購入の虚しさは忘れていなかったようだ。
私は同好の士との交流には随分と及び腰である。
そのいいねは、私の文章を好きでのこと? それとも友達相場なの?
友達ゼロ人ならその辺が分かりやすい。
社交の持久力のない私には好都合でもある。

友人以外からのコメントはとても嬉しい。
何の義理もないのに発してもらえた価値は大きく感じる。
普段はコメントしないのですがなどという枕詞が付いたら最高だ。
長文メッセージもなかなか書いてもらえるものではない。
母国語ではない感想をくれるのも然り。
全くの別ジャンルからの来訪者も。
私はハードルを超えさせ得たと実感できる。

また大昔のことを思い出した。
SNSはまだ無く、便箋に次のイベントの予定と前回の先方の新刊の感想を書き添えて郵送する。
何人もにする。感想を書きづらい人には、大きな絵でほとんど文字スペースのない便箋を使う。
そして私の受け取る感想も友人からの物しかなかった。
順当だ。その時分の私の話など、誰が可愛いとか格好良いくらいしか感想の書きようがない。

たとえ友達でも特別扱いをしてくれるな、いや、友達ならむしろ面白くない所は教えてくれ。
しかし大人になってからの出会いでそこまで親密な人付き合いは期待できない。
でも友達が欲しくないわけではない。
でもこの気質で作るのは間違ってる気すらする。
もしかすると、こんにちはと言うのは別れの時間になってからかも知れないくらいだ。
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