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ココは元S-Silence管理人の日記とかエッセイモドキとかが徒然とごにょごにょしている空間です
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シーンAとシーンBが同タイム進行の時。
叙述進行をシーンB1→シーンA→シーンB2にする手法に、
ワープシーンサンドイッチと名付け、此処に記録する。
尚、B1の最後とB2の最初は同一タイム(シーン)である。

考慮:
ネタバレ等の都合上でAとBの表現タイミングを帳尻で揃える必要が有るとき。臨場感が必要なとき。
多用すると認識が飛び飛びになるであろう。

 ダブル主人公のつもりで書き始める事が大半なので、ツートップの対峙シーンでは視点の在処には常に困っている。何せ両者に感情移入するだけの要素を天こ盛りにしてるわけで。目があっち飛びこっち飛びする。これじゃどっちにも想い入れられない。だからといって片方に寄った後に、後から回想でもう片方を入れたらそっちがサブキャラになるわけで。どうすりゃいいっていうより、殆どバランスの問題になってくる。例えて言うなら、炭酸水素ナトリウムの匙加減でカルメラが膨らむか萎むか決まるようなそういう微妙な調整で答えの分量が掴めずに頭を掻きむしるような。だから特に打開策を記録できない。この先、反復練習を繰り返してバランスを掴むしかない。

「これって不自然じゃないかしら……?」
うおおお! 納得のいく理由さえ増設できれば
どんな展開も活きでOKなんだよおおお!
と自分に言い聞かせる老女A。
問題は納得のいく理由を開発できるかどうか。


『今回試した開発方法』

・感情移入型の芝居をしてみる
 ……主人公目線でそのシーンまで演じて、「ポタは駄目だ、何故なら!」……とまでやってみて答えを捻り出す。

・感情移入型のシミュレートをしてみる
 ……主人公を追い詰めている側の目線で、「レインボーブリッジを封鎖しました! 完璧です、何故なら!」……と考えてみてポタを封じる答えを捻り出す。

※要、優先順位判定。絶対駄目な所にだけ理由の増設を。
(ポタで移動しちゃっても余所を弄るほど支障がないならもうポタれ)
(そもそも優先順位判定が甘いのにどうしたら)

『☆』
・文法を間違わない
(案外に語彙はネックにならない)
・「誰が、誰へ、何をした。」に修飾を付けても認識を迷わせない。
・視点の意識
(説明書又は意味不明からの脱却)
(文に含まれる意味の濃度を高める)
・言わなくても分かる事は言わない。
・通常、二回以上は同じ趣旨の説明や形容をしない。
・行動の単語にキャラの個性を持たせる等、一表現に二つの役目を果たさせる。
・恐れるべき唐突と、恐れなくて良い唐突を判断する。
(意識的に魅力を作る)
(文に含まれる感銘の濃度を高める)
・普通の言い方を避け、粋な言い方をする。
・溜めと決めのバランスを取る。
・ラストに面白さの最高潮を持ってくる。
『☆☆☆』

 面白く無いと言われ(た気がし)て二度と読めなくなる自作品は有るが、一年の隔たりは作者の自分を他人にする様だ。粗くてバラバラだったけど面白かった。半読者として覚えてる内に各人を説明して貯めておこうか。

 しかしなんでバラバラだったんだろう。切り貼りに失敗したからだよ。何が失敗だったんだ。流れが繋がって無かったとこだ。何の。思ってる事だ。どうすべきだった。状態でなく、動きの標札を建てるべきだった。何を思うからこうする。思いは点ではなく矢印か。


多分無いだろうけれど、いつか機会があれば語らせておくれ。
この15年くらい、1ヶ月に一度呟いてた様なとっておきの台詞を、
この間ちょろっと出した薄っぺらいだけの本に使った事と、
そうやって湯水の様に消費していきたい訳を。

欲望を追求するな。利益を追求しろ。
その違いを分からなくはなるな。

私は動かせただろうか。
私が問う事では無い。
動いたかどうかを私から見れば分かる。
ましてや動いて下さいなどと。

お手玉がしたい訳じゃないんだろう?
投げろ。投げろ。投げろ。


揺さぶられる度に気付き直す。
けっこう揺られる物と、
ぼろぼろに揺さぶられる物の間にはマリアナ海溝がある。
書く人もガンガンに揺れる事が出来ていた時だろう。
何となく、が出来なく成ったのは
それを知っているからでもあるけれど。

今の自分は得意な事ばかりしててもしゃーない時期な気がしている。
最初の最初は得意処から攻める時期な気がする。
最後の最後も得意処で攻める時期な気がする。

『面白いの』と『心に残るの』は違うって不思議だよねー。なんでかなー。


-----以下、省推敲、乱文-----

組み合わせたら四種類か。じゃ四つに分けてみよう。

1.面白くない、心に残らない →きっと色々ダメなんだな
2.面白くない、心に残る →それってトラウマとかマイナス方向っぽい印象
3.面白く、心に残る →いつもコレのことばっかり考えてるし
4.面白く、心に残らない →今日はこの不思議なヤツを考えてみよう

泣けるシーンでは普通に泣けるし、
続きを読みたいと思えるし最後まで読める。
けど読んでる時間が終わると、それを思い出す事が無い。
感情はちゃんと動いてた筈なのに、焼き付いてない。

それが、面白く、心に残らないという現象として。

上記の感想に於いては、
感じている主観が僕のものなので、僕の好みを反映している筈だよね。

僕の好みに因る所では、文章の玄人っぽさってのは殆ど考慮されない。
僕の好みっていうのは、経験の再現が主だと思うし、
要はキャラクター感、だよねきっと。

人物がそこに居るって思えるまで表しといてくれないと足りないのかなあ。

適当に作ってみるけど、例えば
『幼い時に母を亡くして、それで奉公に出る事になって辛い思いをしたけど
一人、同時期に入ってきた同い年の子と凄く仲良くなって、
その子のお陰でいままで頑張ってこられた』
って紹介された所で、「そっかー大変だったんだねー」
って感想で終わるから頭に残らない。
『こんな人生歩んでるのって言ったらそりゃコイツの事だぜ!』
って思える所まで、そのヒト感がどっかに無いと。
決して他にない唯一の設定って意味じゃなく。そのヒト感。

現実でもそうだね。うわべのみの人物紹介されても頭に入んない。
しかし現実では『超美形』ならその人の事を覚えてられるワケだけど。
それが物語の場合は『超美形』ですらそのヒト感のある要素じゃないんだな。
数だけなら掃いて捨てる程に居ちゃうからなあ。
『世界滅ぼせる程強い』とかでも兎に角駄目。
そんなキャラでも量産だけなら出来る。
超美形なら超美形そのヒト感ってのが要るし、
超凡人なら超凡人そのヒト感ってのが……あーくどい。
まあとにかくキャラ設定シートの話じゃないんだ。

あ、そうだ。一緒に生きられないと駄目なんじゃないか。
そうだよ、だから感情の動くシーン、例えば
『苦しい言い訳の末に切り抜けた』とかをその一文で時間すっ飛ばされるのが
頭の経過に寄り添わなかったりするんだよな。
重要で無いシーンならそれでいいんだけど、
それでソイツの人生が成長するトコをすっ飛ばされるとヒト感が足りない。
そこで何を考えながらどんな迷いやひらめきがあったのか無かったのか。
それがキャラクター感ってやつで……あ。

もしかして、『泣けるシーンでは普通に泣けるし』っていうのは、
自分の手持ちの感情を再現してるだけで、
そのキャラクターを疑似体験させて貰ってる訳じゃないのかも。

色々考えた結果、
4.面白く、心に残らない
これの俺的暫定結論としては、

『自分の覚えたことのある、そして好む種類の感情を取り扱っているので、過去の自分の感情を呼び起こせるので心地好く面白いが、それによって新たな人物像を胸に留め置けている訳では無く、登場人物は人物と言うよりはその感情を呼び起こす為の記号的存在に近かった為、物語が終わってしまった後に“その人”を思い出す事が無い、何故なら自分の感情の再生だったから』

これで。
こういうの考えるのって楽しい。面白かった。

 
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