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ココは元S-Silence管理人の日記とかエッセイモドキとかが徒然とごにょごにょしている空間です
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映画『ベンジャミンバトン』を見てきた。

激烈な感動と言う訳ではなく、淡々と面白かった。
全編を通して叙情的、肯定的に人の生き様と死に様を描いてある。
大泣きスポットがあるわけではないが、
終盤ずっとジーンとしていられる感じ。

 

以下、ややネタバレ気味。

 

老人に生まれて若返っていくという主人公は、
その生まれの奇特さ以外は、
“紆余曲折を経て色々な人生経験を積んでいく”
というごく普通の人生を送る。

「そんなぐだぐだな筋書きでどうやったら見られる映像になるねん」
という疑問を持ちつつ見に行った。

主人公の人生は蛇行しながらも一本道の印象だが、
その脇に感慨の種となる人物が幾人も仕込んである。
序盤に仕掛けられたそれらの脇役達は、時間の経過と共に次々と
主人公の心情を表したり動かしたりする因子として機能していく。
それで三時間保たせられるのは凄いと思った。

しかしこの作は、共に観賞に行った主婦二名にはウケず。
結婚している身には男が身勝手に見えるそうだ。
それと、盛り上がる場面とか見せ場とかがないので、寝そうだったとか。
やはり映画は好みの要素が大きい。

COMMENT
無題
主人と二人で鑑賞してきましたが、初志貫徹で最近見た映画では一番面白かったです。

私は身勝手というよりそうせざるを得なかった、と受け取りました。
このテーマなら老けようが若返ろうが彼らは同じ結末になるんじゃないでしょうかね。
アクラ 2009/03/05(Thu)10:24:18 EDIT
Re:無題
僕は、去り際に目が合っても引き留めなかった事から、
彼のツラさを知っている彼女のやさしさを感じたかな。
僕も、この話は主人公の身の上はスパイスであって、
そうでなくても成り立っている話だと思いました。

そしてこの映画を面白いと言ったアクラさんには
そっと『海の上のピアニスト』をオススメしておくニョ。
2009/03/05 22:09
無題
海の上のピアニスト、今度探して観てみます。
といいつつ積んであるDVDの山にあるかも知れません…
アクラ 2009/03/06(Fri)12:56:03 EDIT
Re:無題
よしいますぐDVDの山を探る作業に戻るんだ。
2009/03/07 15:46
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