ココは元S-Silence管理人の日記とかエッセイモドキとかが徒然とごにょごにょしている空間です
僕がバスケをしていた時の映像は一つも無い。
それが良かったのではないかと、今では思っている。
僕等はテレビでNBAの試合だって観る
オリンピック選手の走りだって観る。
一地方学生の身体技がそれに見劣りしない筈も無い。
感覚の表現に必要な物なら感覚だけでいい。
外からどう見えているかなんて関係無い。
空を飛んだ事が無くても、音速の剣を繰り出した事が無くても、
自分の感覚だけを追ってそこへ行く。
あの筋肉の隅々にまでニトロぶちこんだ様な、
全身が雄叫びをあげて弾ける様な、
その感覚は自分だけの本物だからそれを追う。
だけど側目にはそうじゃない。
それが、映像を目にして、現実のレベルが客観的に見えた時、
本物だった筈の自分の感覚までが、夢よりも溶けて失せる気がしてならない。
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