女性の集団に入ると、五集団中に一集団くらいの割合で総スカンを食ってしまう。そういう人生を、小学校の時分から今までずっと送ってきた。
上手く行く日も行かない日も、付き合い方の試行錯誤をし続けている。
今もその途中だが、最近「これがいいかな?」とやってみている事の一つが、明るくストレートである事。
少しでも良いと思ったら、笑って『いいね』と伝える。
無理すれば出来る事でも、笑って『えー? ヤダ!』と伝える。
実際の台詞はクッションの分もっと長いけど、内容はおんなじ。
発する言葉の意味よりも、笑っている事が重要なのだなあ、と思う。
(僕の場合)笑っている、というのは顔がその形になっているだけじゃなくて、その人を受け容れ(ようとし)ている気が表面化してる状態なので。それは相手の事を気遣うスイッチも自然と入っているモードだから、笑いに難がない時には、ちゃんと言葉面にも『貴方を憎からず思っていますよ』というニュアンスが自動的に含まれていく。
そういう行動特性で過ごしていると、自分自身の行動を、『わあ、女性らしくて気味悪いな!?』と感じたりもするのだけど、そこで恥ずかしがらずにやりぬくのが女性と仲良くなる為の心意気なのかも知れない。
そう、別に仲良くなりたくないワケじゃないんだよ。
よし行け躊躇するなそのまま喋れ、と自分に念じて『分かるわ! わたしもあなたが好きなそれをとても大好きなの!』という色で口を開く。まあ気味悪いがそこを押し切る。
それを自分なりの感覚でまとめてみるなら、力一杯、無邪気であること。
なーんて事を考えている僕の実際の邪気が如何ほどなのかは分からんが。
けど、(あんまし)ウソ吐いてるってんじゃないんだよな。
自分の特性の中の、見せるべき場所と、隠すべき場所を選んでるだけで。
胸の中の下から半分くらいを蓋をしてる状態なので、此方の感覚的にはライトネスに偏りすぎた、バランスの悪い人間の言動なのだけれど。しかしまあ、コミュニケーションが得意な人間というのが既に偏った存在なので、これで正解なのかも? と考えたりもする。
例え頭の中が世界一魅力的だったとて、表現力がゼロだったら他人からはゼロの存在だからなあ。
僕は独善性も高いけど、善性だってちゃんと高いんだから、その辺はちゃんと伝わる様には振る舞わないと人生損するかも。
男性の集団に悩まされた事がないのは、入る機会が少ないのと、彼等に取っては僕はお客さんだから、なんだろうなあ。最初から自分達とは違う思考の生物だと思ってくれてるんだろう、きっと。尤も僕は宇宙人だから大抵の男女と同じ生物じゃありませんが。
さて、ちょっと色彩検定うけてきます。