ココは元S-Silence管理人の日記とかエッセイモドキとかが徒然とごにょごにょしている空間です
14歳の夏を思い出す。
東芝ルポを使っていたような時代。
ストーリーの作り方がまるで分からなかった感覚。
物語ではなく、まるで観察日記の様な、出来事の説明文を書いていた。
誰が何処に行った。
こういう所だった。
誰々は何々した。
こうなった。
それそれは、かくかくしかじかであったのだ。
誰それはこう思った。
その繰り返し。
何か大した物を作りたくて長編の冒頭ばかり沢山書いては
それ以上進められずに居た。
まるで醤油とみりんの混ぜ方も分からないのに創作和食を目指して
台所に半生状態の魚の丸焼きが幾つも積み上がって
何をどうしたら物が作れるのかまるで分からない様な惨めさと歯痒さだった。
そういう感覚だった事を思い出す。
昔の事など老人になってから思い出せば良いと思うのだけれど、
結構頻繁に振り返ってしまう。不毛な癖だな。
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