はっきり

「SKRさんは彼氏とかは？」
「絶対に要らないとは言わないけど、イイと思える人が殆ど居ないからなあ」
「どういう人が好みなん？」
「少なくともわたしよりカッコイイ人」

おｋ世の男性の大半敵に回した。
この性格やっててしんどい所は、はっきり物を言う質だからと言って、
無神経ではないってとこなんだよなあ。
唯、むにゃむにゃした内容の発言は聞き応えがないと思うから、
そういう時間の無駄みたいなコトは人には聞かせないようにしてるだけで。
けど世の中には心臓の強く無い人も居るだろうから、
僕のプロフィールの短所欄には“正直"と本当は書いといた方が
相手の為になるとは思う。

「SKRさんって歌めちゃくちゃ上手そう」
「うまいでー。だってうちが下手やったらなんかヘンなカンジするやろ？」
「そう来るか」

こういう返事が来た時にはちょっと安心出来る。
ああ僕については諦めてくれてるなあ、という気がする。
一番気を揉むのは「あはは」と一つ笑いを零して流されるのとかで、
ああこの人は受け止めなかった、という気がする。

“去る者追わず"の構えをしているからと言って、
去られる時に何のショックもないタイプってワケじゃないんだな。
実際には斯様に、嫌われた気配など毛ほども感じなかった後でも
先の発言が顰蹙を買ったかどうか気にしてたりして。
因みに、来る者は拒む事もある。