ココは元S-Silence管理人の日記とかエッセイモドキとかが徒然とごにょごにょしている空間です
災害があると、SNSでのユル発言が激減する。それに不満がある。
別にそいつらを見捨てろと言ってるワケじゃない。こっちだって見捨てられたら困るからな。
ただ、考えてみると、「○○市が壊滅」だったら全国が自粛ムードになるのに、「○○市が大成功」だったら全国が喜びに沸くってわけじゃあない。
だったら、全国民がマイナスのニュースに引きずられて、多くの時をマイナスマインドで生きる社会になる。
コレは、災害列島日本に於いて進化してきた「共感性に因る互助」が、広範囲のニュースが飛び込んでくるようになって暴走状態に陥っているのではなかろうか。
おらが村の、手の届く人たち同士で助け合っていた遺伝子が、遠く離れていてもどんどん新着する災害に対しても反応してしまう。これではいつ心を休めていいやら分からないし、すべての日が忌み日になってしまう。
望むのは、雰囲気だけの「自粛」ではなく、実のある「助け」だ。
「もしこんな目にあったのが東京だったら放置なんかされずにさぞ手厚く援助されたんだろうな」とぼやかずに済むだけの、「助け」だ。
災害の起こった今日は、誰かにとっては人生でたった一度だけの晴れ舞台だったかも知れない。
予定通り結婚式を行った者には、おめでとう! と。
3月11日だろうが、8月6日だろうが誕生日だと言われたら、吉日だ! と思えるスピリットを保ち続けたい。
「エライ日になってしまったんやね」と気の毒がるのが、最も泥を塗る行為ではないのか。
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