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ココは元S-Silence管理人の日記とかエッセイモドキとかが徒然とごにょごにょしている空間です
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 あんまり人には言ったことがない一人遊びの事なんだけど。
 今となってはプラスワンって名付けてる、昔からの趣味がある。それは既存の物語に自分で考えた登場人物を一人追加してみるという、自然発生した遊びだ。気づくともうかれこれ25年くらいやってるようだ。

 最初はルールなんてなく、ただ格好いいキャラを足してた。でも段々と気付いて行ったけど、生半可なキャストを増やして原作ベースで舞台を回したりしたら、場面のクオリティは元よりもダウンする。もしくは全く使い道がない、絡ませ方が分からないキャラになって浮く。

 登場人物には必然性が必要だ。……って頭痛が痛いような話しちゃったけど、案外本気で気付いてなかったことだった。これこそがルールだ。そして何より恐ろしい事なのは、完成度の高いプロットであるほど担える役目なんてもう残ってないってことだ。名作であるほど狙える枠がなく、必然性を持たせられない。

 先ず以て。キャラの必然性のレベルとして、こいつが居なきゃ物語が成立しないってヤツを外部から付け足すのは無理だ。そこは素直に諦めよう。
 プラスワンで狙える最高ランクはおそらく、既存キャラクター達の新たな一面を掘り返せるキャラ、その作品の人気派閥の一角を狙えるキャラ。この辺りが天だろう。
 そして最低限「居なくてもいいじゃん」とは思われない出来でなければならない。その時点で結構なハードルだが、クリアの為に満たすべき要素は、数としては少ないと考える。
「キャラに独自の役割はあるか」
「キャラに魅力はあるか」
 その二点に集約する。二点しかないが容易には満ちない。それをゴリゴリ図面を引き直して設計していくのが楽しいのだ。

 で。そうやって捻り出したキャラ一人をどうするのかって言うと、脳内の箱にしまい込むだけだ。別にその作品を再び見たら思い出すという事もない。成功してるのか失敗してるのかも分からない。これは飽くまで風呂や布団の中でボーっとしている時にやってる一人遊びなのだ。
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