ココは元S-Silence管理人の日記とかエッセイモドキとかが徒然とごにょごにょしている空間です
ワシらから見たら同じ大学病院のお医者さんでも、人によって大分違うんだなあという話。
<前回までのあらすじ>
長く声が出なかったワシは、咳っぽい事からアレルギーとか喘息かと思い街の呼吸器科に掛かったが、治らないので大学病院の呼吸器科を紹介してもらった。だがその時すでにワシは疑いを持っていたのだ。
「あのこれ実は耳鼻咽喉科に行った方が良いんじゃないですか?」
歌をやっているので声が出ないと大変、と訴えたところ。
「じゃあ耳鼻科の声が専門の先生に掛かってもらって……場合によってはH先生が歌に詳しいからそちらへ掛かる事もあるかも知れません」
と、耳鼻科へ回される。
耳鼻科のM先生は、色々と納得の行かない先生だった。受け答えもそうだし、そう言えばファイバースコープも下手だった。歌に詳しいH先生に診てもらえないかと聞いたところ。
「あー、H先生は教授ですねえ」
と言われる。が、ワシは教授がどういう意味なのか分からん。
何らかの薬を出されて帰ったあと、病院の受付に電話してH先生に診てもらいたいと言うも、次に掛かる耳鼻科医にそう言ってくれと言われる。
どうやら教授というのは「いっちゃんエエやつ」の意味だったらしい。
段々とH先生クエストみたいになってきた。次の先生を説得しないと会えないらしい。
M先生には、炎症を起こしている時に声を出すと声帯が固まったりして戻らなくなることがあるので安静が寛容、と言われたのでその後は一週間近く日常会話すらしないように過ごした。
<あらすじ、完>
<本日>
耳鼻科のA先生は、M先生よりやる気ありげな先生だった。診察も丁寧だったが、クエストは続行する。
「というわけで、歌に詳しいというH先生に診て頂きたいと思って。今日来てらっしゃるそうなので……」
2時間待つ中で練った説得のシナリオを聞いたA先生は、PCを叩き。
「H先生は向こう一ヶ月予約が一杯です」
「う……」
「……相談してきます。前の廊下で待っていてください」
と言う訳でA先生のお陰で、即日H先生に診てもらえる事になった。
A先生とH先生に診てもらい、方向が160度くらい変わった。
●M先生の診察では声帯がアヤシイとの事だったが、H先生に因ると声帯キレイなので声を出していって良いとの事。この宣言は非常に助かる。何せ声を出さないとどんどん衰えるからトレーニングの再開目処が実に知りたかったのだ。
そしてH先生ファイバースコープも上手い。えづきそうになったら鼻のてっぺんに指を置かれるのもミソ。これで気をそらされるだけでも嘔吐反応が減る。それとM先生の時の検査発声は「いー」と「えー」のみだったが、H先生の場合「いー」「えー」「それをファルセットで」「それを地声で」「それを低音から高音へ無段階に」「今度は逆に低音へ」などバリエーションが多かった。
尚、この検査が始まった声を聞いてA先生が駆け足で見に来た。勉強熱心ぽくてA先生ポイントが更にUP。
●痰が常時絡んでるのは歌手あるあるらしく、そんなに深刻に捉えられなかった。まあ初めて見たから普段の状態を知らないので分かりませんが、とのこと。
●それより喉奥のスコープでリンパが腫れてる何とか現象が見られるのが問題ぽく、逆流性食道炎の疑いが濃く。それを抑えるのが重要らしい。
「え? 食道炎の対策してますよ? ベッドの上半身は7度の傾斜をつけて寝てます」
それはそれで効果があるから続ければ良いけれど、歌手は腹圧が上がってるので逆流性食道炎は歌手あるあるあるらしい。さっき何年歌ってるか聞かれたのはこれの所為かな。因みに20余年。
●M先生の出した薬は「いわゆる風邪薬」とのことで、それは打ち切って胃薬飲めとの事。→え? じゃあこの後は消化器科に行くんですか? →いやいや消化器の人は声帯とか分からないから薬はこちらでだします。
●エアコンがベッドの頭上にある →風を顔に当てるな。→口呼吸しないように口はテープで閉じてるが? →鼻呼吸でも風があると喉は乾く。おまけに寝ている間は水が飲めない。乾きが止まらない。
●両先生曰く、水を飲め。一日1.5リットル飲め。トイレが近いからと飲む量を少なくするのは良くない。頻繁に水分を取れというのはそれで喉を濡らせという意味ではない。飲んだって声帯に水など掛からないぞ。量を飲んで体内の水分量を増やさなければならないのだ。
●M先生には安静が寛容と言われて発声を控えていたが。A先生曰くささやき声を長く続けると変な癖がでるからやめたほうが良いとのこと。更にH先生曰く、声帯は大丈夫なので声は普通に出してってくださいとのこと。
●今後の為に。気になるのは発声時に、通常の人よりも声帯が喉に締め付けられている事。ファルセット時の声帯の映像を見ると、通常の半分くらいしか声帯の縦幅がない。声帯は不随意筋なので習慣とかの問題らしい。これは歌の観点とは違って、医学的観点の呼吸法で喉の力みを取る訓練をしてはどうか →しますします →ではマンツーマントレーナーを付けます。この人です(ばーん)
大体はこれでいい結果が出る歌い手が多いですよ。
きゃーH先生スゴーイ。そういえばファイバーの時に横に居て耳元で発声の見本してた人だなこのトレーナーさん。てかファイバー中に4~5人居たもんな周りに。これが教授というやつなんだななるほど。
うわートレーニング楽しみだなー ←いまココ
<前回までのあらすじ>
長く声が出なかったワシは、咳っぽい事からアレルギーとか喘息かと思い街の呼吸器科に掛かったが、治らないので大学病院の呼吸器科を紹介してもらった。だがその時すでにワシは疑いを持っていたのだ。
「あのこれ実は耳鼻咽喉科に行った方が良いんじゃないですか?」
歌をやっているので声が出ないと大変、と訴えたところ。
「じゃあ耳鼻科の声が専門の先生に掛かってもらって……場合によってはH先生が歌に詳しいからそちらへ掛かる事もあるかも知れません」
と、耳鼻科へ回される。
耳鼻科のM先生は、色々と納得の行かない先生だった。受け答えもそうだし、そう言えばファイバースコープも下手だった。歌に詳しいH先生に診てもらえないかと聞いたところ。
「あー、H先生は教授ですねえ」
と言われる。が、ワシは教授がどういう意味なのか分からん。
何らかの薬を出されて帰ったあと、病院の受付に電話してH先生に診てもらいたいと言うも、次に掛かる耳鼻科医にそう言ってくれと言われる。
どうやら教授というのは「いっちゃんエエやつ」の意味だったらしい。
段々とH先生クエストみたいになってきた。次の先生を説得しないと会えないらしい。
M先生には、炎症を起こしている時に声を出すと声帯が固まったりして戻らなくなることがあるので安静が寛容、と言われたのでその後は一週間近く日常会話すらしないように過ごした。
<あらすじ、完>
<本日>
耳鼻科のA先生は、M先生よりやる気ありげな先生だった。診察も丁寧だったが、クエストは続行する。
「というわけで、歌に詳しいというH先生に診て頂きたいと思って。今日来てらっしゃるそうなので……」
2時間待つ中で練った説得のシナリオを聞いたA先生は、PCを叩き。
「H先生は向こう一ヶ月予約が一杯です」
「う……」
「……相談してきます。前の廊下で待っていてください」
と言う訳でA先生のお陰で、即日H先生に診てもらえる事になった。
A先生とH先生に診てもらい、方向が160度くらい変わった。
●M先生の診察では声帯がアヤシイとの事だったが、H先生に因ると声帯キレイなので声を出していって良いとの事。この宣言は非常に助かる。何せ声を出さないとどんどん衰えるからトレーニングの再開目処が実に知りたかったのだ。
そしてH先生ファイバースコープも上手い。えづきそうになったら鼻のてっぺんに指を置かれるのもミソ。これで気をそらされるだけでも嘔吐反応が減る。それとM先生の時の検査発声は「いー」と「えー」のみだったが、H先生の場合「いー」「えー」「それをファルセットで」「それを地声で」「それを低音から高音へ無段階に」「今度は逆に低音へ」などバリエーションが多かった。
尚、この検査が始まった声を聞いてA先生が駆け足で見に来た。勉強熱心ぽくてA先生ポイントが更にUP。
●痰が常時絡んでるのは歌手あるあるらしく、そんなに深刻に捉えられなかった。まあ初めて見たから普段の状態を知らないので分かりませんが、とのこと。
●それより喉奥のスコープでリンパが腫れてる何とか現象が見られるのが問題ぽく、逆流性食道炎の疑いが濃く。それを抑えるのが重要らしい。
「え? 食道炎の対策してますよ? ベッドの上半身は7度の傾斜をつけて寝てます」
それはそれで効果があるから続ければ良いけれど、歌手は腹圧が上がってるので逆流性食道炎は歌手あるあるあるらしい。さっき何年歌ってるか聞かれたのはこれの所為かな。因みに20余年。
●M先生の出した薬は「いわゆる風邪薬」とのことで、それは打ち切って胃薬飲めとの事。→え? じゃあこの後は消化器科に行くんですか? →いやいや消化器の人は声帯とか分からないから薬はこちらでだします。
●エアコンがベッドの頭上にある →風を顔に当てるな。→口呼吸しないように口はテープで閉じてるが? →鼻呼吸でも風があると喉は乾く。おまけに寝ている間は水が飲めない。乾きが止まらない。
●両先生曰く、水を飲め。一日1.5リットル飲め。トイレが近いからと飲む量を少なくするのは良くない。頻繁に水分を取れというのはそれで喉を濡らせという意味ではない。飲んだって声帯に水など掛からないぞ。量を飲んで体内の水分量を増やさなければならないのだ。
●M先生には安静が寛容と言われて発声を控えていたが。A先生曰くささやき声を長く続けると変な癖がでるからやめたほうが良いとのこと。更にH先生曰く、声帯は大丈夫なので声は普通に出してってくださいとのこと。
●今後の為に。気になるのは発声時に、通常の人よりも声帯が喉に締め付けられている事。ファルセット時の声帯の映像を見ると、通常の半分くらいしか声帯の縦幅がない。声帯は不随意筋なので習慣とかの問題らしい。これは歌の観点とは違って、医学的観点の呼吸法で喉の力みを取る訓練をしてはどうか →しますします →ではマンツーマントレーナーを付けます。この人です(ばーん)
大体はこれでいい結果が出る歌い手が多いですよ。
きゃーH先生スゴーイ。そういえばファイバーの時に横に居て耳元で発声の見本してた人だなこのトレーナーさん。てかファイバー中に4~5人居たもんな周りに。これが教授というやつなんだななるほど。
うわートレーニング楽しみだなー ←いまココ
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