ココは元S-Silence管理人の日記とかエッセイモドキとかが徒然とごにょごにょしている空間です
便宜上、名前が無いと困るという話だが。
漫画描きさんは、
「物語を作る時どの作業が好きですか?」て聞かれたら
ネームとかペン入れとか答える単語が存在するんだよねきっと。
字書きの作業って人によって違うから名前が付いてないし答えられないけど、
あの作業が好きっていうのが確かに個人的にはありはする。もどかしいな。
と言う訳で。
------------------------------------------------------------
●自分なりに、ストーリー文章書きの作業を名付けて定義してみた
『発案』
誰が何をする話かを思い付く事。
『荒書き』
物語を落書きレベルで書き留める事。
筋道や一貫性等は不要。浮かぶハイライトシーンや発想などの細切れ記述。
本文書きの失敗作も時としてこれに含まれる。
『プロット』
物語の設計図を構築する事。
筋道や一貫性が必要。
『本文書き』
本番原稿を書く事。
最初から最後までを抜けなく繋いで物語の体裁を成す事を目的としているが、
この後に加減筆修正を控えている為、清書ではない。
『加減筆修正』
文を、書き足す、削る、置き換える、
という文章を改善をする事の全般を指す。清書作業とも言えるが、
本文書きを完結する(物語の体裁を成す)為のてこ入れの用途もある。
本文書きが始まった後の何処で何回この作業を入れるかは分からない。
―『切り貼り』
加減筆修正の一種。文章の順序を前後に入れ替えること。
小規模の切り貼りではシーン内の台詞や動作の順序を入れ替えたりするが、
大規模な切り貼りではシーン丸ごとの順序を入れ替えたり、
一つのシーンをばらばらにして前後に撒いたり、逆に幾つか繋げたりもする。
―『洗練』
加減筆修正の一種。筋の変化を伴わない、箇所の表現を研ぎ澄ます為の書き換え。
――『研磨』
洗練の一種。より良い表現を求めた結果、
凡庸な表現の書き換えや冗長箇所の削除等により
文が短くシェイプされる事が多い。
――『化粧』
洗練の一種。より良い表現を求めた結果、
説明や印象の追加等により文が長くなる。
研磨剤を兼ね、研磨と対で働く存在。
『校正』
誤字脱字の除去。これにて完成。
------------------------------------------------------------
●自分なりに、どの作業が好きかを書いてみた。
いまいち << ☆ ~~~~~ ☆☆☆☆☆ >> 好き
『発案』☆☆☆
最低限の設え、登場人物と舞台を思い付く所までなら成功も失敗も苦労もまだ無い。
『荒書き』☆☆
形が見えてこない辛い時期。短い作や、単純な筋書きの時はこの段階はすっとばしていきなり本文書き。
『プロット』☆
自由な空想からの脱却。辛い。短い作や、単純な筋書きの時はこの段階はすっとばしていきなり本文書き。
『本文書き』☆☆
この作業が一番長い。“此処は埋まらなかった”は一切許されない段階。頭の中の建築資材がもっとも消費される。
『切り貼り』☆☆☆
小規模な切り貼りは大抵する。大規模な切り貼りをするのはプロットで筋を定め切れなかった時、又はプロット時よりも話が膨らんだ時なので、より面白くなる可能性をも秘めている為、一発逆転要素としては結構好きだがその作業は辛い。
『洗練』☆☆☆☆
頭の中を成る可く表現力で顕現しようと試みる。この作業を本文書きの途中にがっつり挟んでしまうと、あまりに本文の書きテンポが遅くなり、勢いが無くなるので、一応は最後にすると決めている。最後にすると決めている為、本文書きは表現性度外視で兎に角エンディングを目指せる。洗練作業に際しては個人的に、読者としての感情移入や、役者としての感情移入をする為、自分自身がテストプレイするワケなので作業としては楽しい。
『研磨』☆☆☆☆
削るのは勇気が要る。往生際が悪いので、削った表現は暫く保存している。研磨剤の周辺を削る場合は確信を持って作業できるので純粋な達成感が味わえる。だが、かーんと彫刻刀を当てて一文取り払うのは、勿体ないなあと思ってしまう貧乏性を止める事が出来ない。
『化粧』☆☆☆
付け足すのは割と勇気が要る。蛇足へ転落するかも知れない一歩だ。洗練作業としての楽しさはあるが、余程核心を持った閃きでないと、文字数を増やす事には尻込みしがち。大抵の化粧は研磨剤として消費されて作品に染み込む(文字数が増えない修正になる)。
『校正』☆☆
書きながらもう何回読んだか分からん文を、目を皿にして読もうったって気持ちが続かない。でも完成が間近なのでわくわく感はある。機械的に印刷物に向かって鉛筆を持ち、目が滑らないようにスラッシュで区切りながら間違いを探す。
(例:私はとことことそそのかされるままに歩くしかなかった。
→ 私は/とこ/とこ/と/そそのか/される/ままに/歩く/しか/なかった。/)
誤字脱字の発見率に於いて、今の所はこれを越える方法を知らない。
以上で命名する企画Aを終了する。
漫画描きさんは、
「物語を作る時どの作業が好きですか?」て聞かれたら
ネームとかペン入れとか答える単語が存在するんだよねきっと。
字書きの作業って人によって違うから名前が付いてないし答えられないけど、
あの作業が好きっていうのが確かに個人的にはありはする。もどかしいな。
と言う訳で。
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●自分なりに、ストーリー文章書きの作業を名付けて定義してみた
『発案』
誰が何をする話かを思い付く事。
『荒書き』
物語を落書きレベルで書き留める事。
筋道や一貫性等は不要。浮かぶハイライトシーンや発想などの細切れ記述。
本文書きの失敗作も時としてこれに含まれる。
『プロット』
物語の設計図を構築する事。
筋道や一貫性が必要。
『本文書き』
本番原稿を書く事。
最初から最後までを抜けなく繋いで物語の体裁を成す事を目的としているが、
この後に加減筆修正を控えている為、清書ではない。
『加減筆修正』
文を、書き足す、削る、置き換える、
という文章を改善をする事の全般を指す。清書作業とも言えるが、
本文書きを完結する(物語の体裁を成す)為のてこ入れの用途もある。
本文書きが始まった後の何処で何回この作業を入れるかは分からない。
―『切り貼り』
加減筆修正の一種。文章の順序を前後に入れ替えること。
小規模の切り貼りではシーン内の台詞や動作の順序を入れ替えたりするが、
大規模な切り貼りではシーン丸ごとの順序を入れ替えたり、
一つのシーンをばらばらにして前後に撒いたり、逆に幾つか繋げたりもする。
―『洗練』
加減筆修正の一種。筋の変化を伴わない、箇所の表現を研ぎ澄ます為の書き換え。
――『研磨』
洗練の一種。より良い表現を求めた結果、
凡庸な表現の書き換えや冗長箇所の削除等により
文が短くシェイプされる事が多い。
――『化粧』
洗練の一種。より良い表現を求めた結果、
説明や印象の追加等により文が長くなる。
研磨剤を兼ね、研磨と対で働く存在。
『校正』
誤字脱字の除去。これにて完成。
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●自分なりに、どの作業が好きかを書いてみた。
いまいち << ☆ ~~~~~ ☆☆☆☆☆ >> 好き
『発案』☆☆☆
最低限の設え、登場人物と舞台を思い付く所までなら成功も失敗も苦労もまだ無い。
『荒書き』☆☆
形が見えてこない辛い時期。短い作や、単純な筋書きの時はこの段階はすっとばしていきなり本文書き。
『プロット』☆
自由な空想からの脱却。辛い。短い作や、単純な筋書きの時はこの段階はすっとばしていきなり本文書き。
『本文書き』☆☆
この作業が一番長い。“此処は埋まらなかった”は一切許されない段階。頭の中の建築資材がもっとも消費される。
『切り貼り』☆☆☆
小規模な切り貼りは大抵する。大規模な切り貼りをするのはプロットで筋を定め切れなかった時、又はプロット時よりも話が膨らんだ時なので、より面白くなる可能性をも秘めている為、一発逆転要素としては結構好きだがその作業は辛い。
『洗練』☆☆☆☆
頭の中を成る可く表現力で顕現しようと試みる。この作業を本文書きの途中にがっつり挟んでしまうと、あまりに本文の書きテンポが遅くなり、勢いが無くなるので、一応は最後にすると決めている。最後にすると決めている為、本文書きは表現性度外視で兎に角エンディングを目指せる。洗練作業に際しては個人的に、読者としての感情移入や、役者としての感情移入をする為、自分自身がテストプレイするワケなので作業としては楽しい。
『研磨』☆☆☆☆
削るのは勇気が要る。往生際が悪いので、削った表現は暫く保存している。研磨剤の周辺を削る場合は確信を持って作業できるので純粋な達成感が味わえる。だが、かーんと彫刻刀を当てて一文取り払うのは、勿体ないなあと思ってしまう貧乏性を止める事が出来ない。
『化粧』☆☆☆
付け足すのは割と勇気が要る。蛇足へ転落するかも知れない一歩だ。洗練作業としての楽しさはあるが、余程核心を持った閃きでないと、文字数を増やす事には尻込みしがち。大抵の化粧は研磨剤として消費されて作品に染み込む(文字数が増えない修正になる)。
『校正』☆☆
書きながらもう何回読んだか分からん文を、目を皿にして読もうったって気持ちが続かない。でも完成が間近なのでわくわく感はある。機械的に印刷物に向かって鉛筆を持ち、目が滑らないようにスラッシュで区切りながら間違いを探す。
(例:私はとことことそそのかされるままに歩くしかなかった。
→ 私は/とこ/とこ/と/そそのか/される/ままに/歩く/しか/なかった。/)
誤字脱字の発見率に於いて、今の所はこれを越える方法を知らない。
以上で命名する企画Aを終了する。
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