物語の本、という物を買う時に、いつも迷う。
実用書なら実用の時を待ちずっと持っておくけれど、
物語は、物語を覚えたら手放す事が多いので。
なので処分の仕方を考えながら買う事になる。
エ口が入ってたり、他に欲しい人が居そうな奴とかは特に考える。
手放しにくいな、大掃除をする時にはこういう手段で手放そう、と。
そんな事を考えながら購入しようとするから、いつも迷う。
自分は本当にその本が欲しいのだろうか、
そこまでして読みたいのだろうか、
いつの日かほんのりと過去の行動を後悔したりしないのだろうか。
そんな風に迷う事が多くなった結果、
余程の事が無いと物語の本を買わなくなった。
そして徐々に、余程の事が訪れても買わなくなりつつある。
でも収納スペースだけの問題なのだろうか。
何にでも電子書籍のあるような日がくれば解決するんだろうか。
いやしかし、PCの中に一生掛かっても読み返さない程の蔵書を抱えていて、
果たしてそれが未来の確保と関係の在る事だろうか。
脳が疲れてて頭が悪いので酒が飲みたくなるというデススパイラル。
でも、でも私は知っている楽しい事は口を開けて上を向いていても、
決して落ちては来ないと。
だからこの自家発電を終えるまで、決して打ち上がったりしない。
目に物みせてくれるわー! とか、思い知れー! って思ってる時は大体上手く行く。動機が不純でも上手く行くならイイじゃない。いや違うな。言葉使いが不純なだけで、実際にはかなり純粋な闘争心だ。
自分より弱いの立ち場の人間へこそ、もてなしの精神をお持ちになれば良い。
虚勢を張るよりも痩せ我慢をなさると良い。
美点を輝かせるならば弱点をお認めなさった方が良い。
顔にも声にも笑顔が有る方が良い。
言い訳をするよりは寡黙な方が良い。
貴方は居ない方が良い。
もしかして僕は風的なんじゃないかな。
最近はそう言う結論に近付いてきた。
つか子供の時は誰でも多少は火的なものなのかもしらん。
時間が進めば進むほど、一年、二年、三年。
段々と、昔には嫌っていた筈の、無難な事以外は口を噤んでいる大人の行動を自分も取る様になってきている。
勿論、心象も考えずに傍若無人に喚き散らせば良い訳では無いが、アンチエイジングとやらは体だけじゃなくファイティングスピリットにこそ施さねばならんのでは無いか。
人を一人も踏まずに口をひらけるのは麒麟の如き聖人だけだろうが。
それでも。何と言うか。上手くは言えないが、僕は僕の理想の姿として想いの中に、足の親指一本で立って高く槍を掲げたまま目を閉じて微笑んでいる姿の様な何かを保っていたい。
統合に伴うキャラクター整理は、実は自分にこそ必要な機会だったのだな。これで僕は全てのギルドメンバーを見送る事が出来たのか。後は僕が抜ければ、このギルドは本当に終わる。僕が考案し、僕が作り、解体を提案した時には皆が反対してくれた。そこでの「隊長は、本当はギルドマスターを降りたいんじゃ?」の一言は、僕の押しの弱さを助けてくれた。偶発的にではなく思い出を作るなら、心だけでは駄目だ、上手下手が絶対にある。その点で今よりもまだなお未熟だった。
僕が抜ければこのギルドをもう目にする事も出来なくなるが、これを見送りつつ、僕は趣味でも仕事でも、良いパフォーマーであり、コーディネーターである様、居たい。
時に、友人は仕事仲間よりも実力重視で計られる。
仕事では一度据わった相手は通常もう選べない。なので
「その人はそこに居るものなのだから、その実力を引き出す事が肝要」だが。
友人関係では、寄るも去るも自由。故に、
「詰まらない人ならば側に居なければよい」という結論になるのであろう。
誰も僕もそうされる。
尚、「良い人」と言うのは基礎にして最重要の実力となる。
時に、聡い人の計りはより愚かしい者には見えない様だ。
僕は惑う。または惑う人を見る。または惑うにも至れない人を見る。
そして惑うにも至れない時を誰かの心の中で知らず泳ぐ。
負の感情と言う物を、何処にも撒き散らさぬ人が居る。
彼等は如何にしてその感情を消化しているのか。皆目分からん。
僕はと言うと、歌うか、書くか、という手段であれば一人で散らせる。
そうでなければ、凡人よろしく愚痴を言うしかない。
自分は今、こんな人がいて、ああでこうで、と書くつもりで書き始めた。
書き始めの直前に、そうはせぬ人々を思った。
そして自分がどちらに属するのかも。
どれだけ何をやっても、
「きっと世間の人はこれより忙しいんだろう」と思う。
大抵あたってると思う。
特に子供の居る人のスーパーご多忙具合を聞いていると、
自分などどこまで何をやっても、大儀もなけりゃ実もない気がする。
それはそれとして、
僕は自分が、スケジュールで埋め立てなければ動けない奴だと
知っているので、
筋トレのつもりで「あ、キビシイな」と思う様に予定は入れようとしている。
放って置いたら一週間でも家から出ずにぐだぐだするタイプなので。
正月は実際そうなので。