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ココは元S-Silence管理人の日記とかエッセイモドキとかが徒然とごにょごにょしている空間です
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他人の物に付ける値段と、
自分の物に付ける値段。
全く同じ品だとしても金額が異なるそうだ。
人は心理として、自分の物の方が価値が高く感じるとか。
一度手に入れた物は手放しがたい。

それでも削ぎ落とす。
断捨離なんて言葉も最近には流行ったようだが、
全部を未来まで抱えて歩くのは無駄が多い。

手放すのは寂しい。本当に寂しい。
それは自分だけの感傷であって、誰もそんなこと気にしちゃいない。
そもそも寂しさを共有なんて出来る訳がないのだ。
美術館に行って、個展ブースでポストカード選んで、レジに持っていったら
「え? これを選ばれたんですかお珍しい」と言われた時って、
頭の中が大体三分割になって
「お目が高いでしょ?」
「それ営業トーク?」
「やっぱ自分は仲間が少ないのね」
となる。
そこに行き着くのは普段から抱えてる一種の被害妄想の所為だろうな。
自分はあぶれるという絶対の自信。

でももしも
「じゃあ貴方を最も生息人数の多い感性にして上げるね!」
と言われたら全力で拒否するわけで、
結局好きで少数派やってるんでしょとなるわけだ。

しかし例えば好きでスポーツやってるからって
そのスポーツやっても疲れないって訳じゃない。
この被害妄想が中二病の一種だとしたら多分一生のお付き合いだ。
とするとこの先ずっと固定資産税の様に心的コストを払っていかんとならん訳だ。
「女性には力があると思います」
「女性の可能性を信じています」

……ふむ。いいでしょう。試して見ますか?

「男性には力があると思います」
「男性の可能性を信じています」

……ね。馬鹿にされたと思うでしょう?
若い頃は何かダウンする出来事があると焼け付くような悔しさを覚えたものだが、徐々に、同じ事態と直面した時に心地が凍結するようになってきた。
 勿論、身体の劣化もあるのだろうが、悔しいと思う時間が長すぎた事も原因かも知れない。半信半疑のままのれんを腕で押すのは気が遠くなる。最初は「手応えがあるまで押し続けてやる」と意気込んでいる。やがて手応えの無さに「これは間違っている」と手を止める。そして「手を止めた事こそ間違いではないか」と思い直す。思い直した後も手応えはない。
 最も厄介な事は、これが何かの罰では無いという事だ。
歴史って教訓としてなら沢山あって良いんですよ、あっちの歴史、こっちの歴史、視点が違えば歴史は違う。でも断罪について言い始めると唯一の事実が必要になりますでしょ? それは無茶でしょう。現在の世界情勢ですら事実かどうか分からないくらいなのに、ましてや遠い過去など。
人を殺した人しか殺したくないし、
正義を振りかざす奴しか断罪したくない。
本当はね。
無礼講じゃー! とか、
好きなようにやればいい、とか、
そういう言葉を鵜呑みにしてはいけない。
それでも皆は僕らの最後の理性を信じているのだから。
自分の人生がイージーモードかハードモードかは一概に言えない。
何の難度を基準にするかに因って違う。
いやしかし唐突に今、
イージーモードなのにクリアできてない、
これが一番しっくりくる事に気付いてしまった。
私が魚であったなら、水は一体どこに有るだろう。
隣の宇宙に浮いてるだろうか。時間の彼方にあるだろうか。
このままでは脚が折れる。
命には限りがあるが、燃え尽きるまでには辿り着けないだろう。
一歩では少なすぎ、立ち止まらずとも景色に追い越される。
再び駆けるには道を外れすぎた。荒れ地に足を取られる。
そうして何処に続くだろうか。先に水はあるだろうか。
そのとき飛び込んだ私は魚なのだろうか。
テレビコマーシャルの一種に、
ほくほくのジャガイモの上に、マヨネーズをブリブリとかけ、
それをイヤし系美人女性が唇を尖らせて、ぶちゅんぶちゅん頬張り、
無邪気な可愛いさを表した笑顔で、
うまっ、とか言うような、
ものがあるんですが。
そのシーンの全てから自身が感じる凄まじいまでの怖気を上手く文章で
表現できるような私なら、
多分今頃は作家だったでしょう。
 
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